
夏の楽しみっていっぱいありますよね。海に行ったり、キャンプをしたり、そうめんを流しながら食べたり、身も心も躍動的になれるシーズンです。
そんな中でも是非行っておきたいのが花火大会です。夏の夜空に次々に打ち上げられる閃光は迫力満点。火薬の爆発音の痛快さも相まって、非日常を五感で体感できます。
髪を束ねて浴衣を着たり、団扇を片手に歩いたり、いつもと全く違った装いを楽しめるのもこうしたイベントならでは。
花火大会は地方、都市部どこでもあります。でも、どうせ出かけるなら大規模なイベントで花火を見に行きましょう。
関西をテーマに、2026年の代表的な花火大会を5つご紹介します。
関西の5大花火大会
花火は夏の風物詩、いずれのイベントも長い歴史を持ち、地元の企業のご支援に支えられ多くの方々に親しまれています。
都市部では特に大きな花火大会が催されます。
- なにわ淀川花火大会(大阪)
- びわ湖大花火大会(滋賀)
- みなとHANABI(兵庫)
- 芦屋サマーカーニバル(兵庫)
- 亀岡平和祭保津川市民花火大会(京都)
順番に紹介していきます。
1.なにわ淀川花火大会

関西最大の花火大会で、最も多くの入場者が訪れる大イベントがこちら。関西の中心地大阪の淀川の河川敷を舞台に開催されます。
打ち上げる内容を5つにテーマ分けし、それぞれのフェーズで違った景観を生み出します。音楽もシンクロさせるなど臨場感があり、花火の存在を際立たせる趣向が凝らされています。
阪急の主要駅十三から徒歩圏内とアクセスも良く、大阪の中心梅田からも近い為、会社帰りの方が来場しやすいのも魅力。
背後にそびえる大都会の景観と、花火の描き出す非日常の対照的なコントラストが、関西人の琴線を多いに刺激してくれます。
名物は”水中花火”で、淀川の水面に限りなく接近した位置で花火が開きます。水面に広がる光の波形が観る者を魅了します。
50万人に迫るあまりの来場者の多さから、近年では近隣住民の苦情が多くなり、2026年は10月17日が開催日となっています。
2.びわ湖大花火大会

日本最大の湖、滋賀県のびわ湖湖畔で開催される大会で、毎年大賑わいを見せています。打ち上げ数も公表されており、12,000発というボリューム。
この大会の魅力は何といっても広大なびわ湖の存在にあり、花火の閃光が夜空だけでなく波の無い水面にしっかりと映り込みます。
湖面反射を意図した名物の”斜め打ち”はここならでは。上空と違った目線で乱れ飛ぶ光のアートを広大な湖面から一望できます。
対岸が遠い湖だからこそできる粋な打ち上げ方で、打ち上げ花火の概念を一変するユニークな内容となっています。障害物の無い広い水面を鏡の様に使いたこの場所ならではの試みです。
こちらも広大な敷地への交通アクセスが素晴らしく、会場のJR大津駅へは大阪から新快速で5駅となっています。
3.みなとHANABI

都会でありながら自然が身近にある独特な佇まいの神戸市。少し足を伸ばせばまた違った表情を楽しめるのが魅力の街。そんな神戸では近年特に海沿いのウォーターフロントの再開発が盛ん。
以前から催しのあったメリケンパークの”みなとこうべ海上花火大会 ”が、2022年より再開発とコラボレーションする形でよりお洒落に生まれ変わりました。
敷地面積のタイトな神戸市では、全てのイベントで商業施設の苦情が殺到します。花火大会は通常は一日で完結しますが、神戸では10月開催かつ平日5日間の会期を儲けるという異例の設定。
一日の打ち上げ数は少ないものの、来場のしやすさは他にはない魅力と言えるでしょう。メリケンパークにはライブスペースが常設されており、最終日にはライブも開催されるなど、楽しみかたの幅が広がります。
神戸中心部の観光地に大変アクセスが良く、花火プラスアルファの観光も視野に入れて楽しむのも良いでしょう。
4.芦屋サマーカーニバル

兵庫県の芦屋市の海沿いで開催される花火大会です。都市部の大きな大会に比べて、比較的ローカルなイベントに映りますが、こちらは量より質で魅せる工夫が盛り沢山のイベント。
最大の魅力は「Ashiya Dancing Fireworks Show」 で、計画的に発射準備された花火が他に類を見ない光のアートを作り出します。音楽に合わせて随時打ち上げらえれる花火をまるで芸術作品の如く紡いで、構造物のごとく壮大な光の演出を作り出します。
来場も完全予約制と偶然行ける他の大会と違い、チケットを事前発行して予め定員に収まっておく必要があるなど、単なる来場者だけでなく、大会を通じて光のカーニバルの参加者としての自覚が要求されます。
打ち上げ数6,000発と芦屋の街の海辺という規模を考えると比較的多いものがあり、派手さよりも作り込まれた精巧な演出を求める玄人向けの大会と言えます。
5.亀岡平和祭保津川市民花火大会

最後にご紹介するのは、京都の亀岡市保津川で1950年より続く70年以上の長い歴史を持つ大会です。
昭和30年の戦後復興期、亀岡市は戦没者の冥福を祈り、”世界連邦平和都市宣言”を行いました。世界の恒久平和を象徴するイベント”亀岡平和祭 ”として発足し、今日に至っています。
写真にある通り、この大会の会場はとにかく夜店が多いです。最寄りの亀岡駅から会場までの道中、沢山の露店が軒を連ねています。行く先々でお祭り感を味わえます。
花火の音が鳴る会場への道中、かき氷を片手に恋話に花を咲かせるのも良し。夏祭りの楽しみかたは無限大です。
演出にも独特のものがあり、音楽は勿論のこと近年ではドローンを用いて空中で言葉のイルミネーションを行うなど、現代テクノロジーとの融合も積極的に取り入れて会場を沸かせてくれています。
そして、最大の魅力は”大玉花火 ”。西日本最大級の2尺玉が打ち上げられます。開花時の直径はなんと500m!とにかく巨大な花火と轟音が観る者を圧倒します。
比較的広大な保津川河畔という立地を最大限に利用した本大会屈指の伝統行事です。名物花火を一目見ようと、来場者が殺到する為、2025年度は観覧エリアを全て事前のチケット制とし、当日券の販売も禁止しました。
残念ながら2026年度は行政の事情により開催見送りになっています。(´;ω;`)
まとめ

今回ご紹介した花火大会はいずれも関西人には馴染みのあるものであり、誰もがどこかしら来場経験があるものばかりです。
それぞれ土地柄を活かした運営内容になっており、行ったことが無い大会も、また違った楽しみどころを持っており、どこかで行ってみる価値があります。
日本の花火の製作技術も世界随一の精度にあり、美しさだけでなく花火の中で花火を開く技術や、光が消えるタイミングを揃える技術まで、そのクオリティは非常に高い完成度を誇っています。
そんな職人技を如何なく発揮された1万を超える花火が、時間内止めどなく打ち上げられる大会がいくつも地域ごとに行われています。
我々はそんな国に生まれ落ち、その恩恵を余すところなく受け取ることが出来るのです。
近年では音楽やドローンなど、それらを際立たせる演出も導入され、それらの精度も非常に高いものがあります。こうした技術は日増しに進化を続け、これまでの楽しさに加えて新しいサプライズを届けてくれるでしょう。
”夏は夜”
清少納言が枕草子で謳った様に、魅力・迫力に富んだこの国の夏夜の風情を全身で受け止めに行きましょう‼
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